訪問リハビリと訪問マッサージ・訪問鍼灸の違いは?




リハビリは医師の指示の元で基本的な日常動作を回復させるために行い、「食事」「入浴」「着替え」など生活をするうえで必要な機能を改善させる目的となります。
医師の指示のもと、保険が適応され「介護保険」を使用し施術を受けることができる。

したがって訪問リハビリを訪問マッサージ・訪問鍼灸の違いは保持する資格と施術の目的が異なりますが、当院では必要に応じて機能訓練などもおこなうことが可能です。
また、保険の内容や費用にも違いがあるので後で説明します。

訪問マッサージの費用は?


訪問マッサージの費用は以下の内容によって決まります。
施術の種類 部位数

訪問マッサージには
マッサージ
変形徒手
の2種類があります。マッサージは1部位350円 変形徒手は1部位450円です。
例えば、マッサージ2部位、変形徒手2部位を受けた場合は1600円(10割)となり、ここから1割負担の方の場合160円を支払うという形です。
マッサージの部位

躯幹
右上肢
左上肢
右下肢
左下肢
マッサージはこちらの5部位で最大1750円(10割)です。
変形徒手とは?

正確にはには変形徒手矯正術と言い、関節可動域の向上、筋力向上を目的とした徒手技術です。
変形徒手の部位

肩関節
肘関節
手関節
股関節
膝関節
足関節
の6部位に分けられ、1部位450円なので最大2700円(10割)です。
したがって施術の種類、部位数によって負担する費用が異なり、必要な部位を医師の同意書の指示によってマッサージが行われます。
訪問する距離

訪問マッサージを利用する際に往療料(出張費)がかかります。
費用は施術所(事務所や店舗)から4kmを超えるか超えないかで変わります。
4km以内 2300円
4km以上 2550円
こちらは共に10割の場合なので1割負担の方は1回250円程度の費用となります。
保険者の負担割合

70歳以上75歳未満 2~3割
75歳以上の後期高齢者 1~2割
70歳以下もしくは現役並みの収入がある高齢者 3割
また、障害者手帳をお持ちの方や生活保護を受けているの方は負担がない場合もございます。
費用の具体例

(マッサージ3部位・変形徒手2部位・距離4km以内・2割負担)
マッサージ1050円+変形徒手900円+往療料2300円=4250円(10割負担)
2割負担の場合 1回850円
訪問マッサージの同意書とは?




訪問マッサージを利用する医療保険を使用します。
その際、医師の同意書が必要となり、かかりつけ医か専門医に記載してもらう必要があります。
同意書の作成手続きは事業者が行い、書類を持って病院に持っていくという流れです。
医師であればたとえ専門的な分野の方でなくても書けるので一度相談してみると良いと思います。
同意書が貰えた日から施術をスタートすることが可能ですので、すぐに病院に行くこともオススメです。
同意書の期間はマッサージが6ヵ月、変形徒手が1ヶ月
訪問マッサージの同意書の有効期間は決まっており、マッサージが6ヶ月、変形徒手が1ヶ月となります。
継続して受ける場合は再度、医師の同意を受けなければなりません。
変形徒手は1ヶ月ごとに同意書を頂く必要があるので毎月医療機関に受診しなければなりません。



寝たきりの方
歩行困難な方
筋肉の麻痺がある方
着替え・食事・入浴が困難な方
疾患を持っていて病院に通院が困難な方



脊柱管狭窄症
脳梗塞の後遺症(術後ケア)
脳出血後遺症
パーキンソン病
リウマチ
小児マヒ
認知症(進行予防)
その他の症状については一度ご相談下さい。